生理検査科

生理検査科では、超音波検査(心臓、頸動脈)、心電図、負荷心電図(TM)、ホルター心電図、肺機能検査、眼底(無散瞳)、眼圧(非接触)、聴力(気導)の検査を行っています。特徴としては、診察当日に検査を行い、その後結果説明というかたちを可能な限りとっている事です。 (ホルター心電図に関しては、当院で解析をしており、至急扱いなら取り外し2日後に結果を提出しています。)検査をできるだけ当日に行い、正確な結果をより早く聞いていただけるように努力しております。

また、病診連携を深める目的の一つとして、各医療機関からの検査予約を地域連携室で、また企業からの予約は、予防医学課で受けております。現在いくつかの医療機関や企業から依頼をうけており、follow upや、早期診断に役立ててもらっています。依頼を受けた医療機関には、検査結果のコピーと専門医からの診療情報提供書による結果説明をつけさせてもらっています。また企業さまには所定の用紙に記載させて頂いております。

 

超音波検査(エコー検査) [ GE Vivid E90 ]

頸動脈
頸動脈の動脈硬化度をチェックし、全身の動脈硬化の進み具合を推定することができる検査です。

心臓
心臓の大きさ、壁の厚み、動き、また、弁の逆流や狭窄などをチェックします。
超音波検査(エコー検査) [ GE  Vivid E90 ]

負荷ECG検査 [ Mac 5500 ]

運動で心筋虚血を誘発し、隠れた冠動脈の病気をみつけたり、運動により不整脈が誘発されるか否かなどを調べる検査です。

ホルター心電図検査 [ 日本光電 RAC-3103 ]

胸部に5つ電極を装着して、記録器を携帯し、約24時間分の心電図を連続で記録します。
通常の心電図検査では捕捉できない一過性の不整脈や自覚症状と心電図変化の関係または心筋虚血の有無などを確認する検査です。

安静時心電図検査 [ Mac 5500 ]

心電図検査は心臓の活動により生じる電気的変動を記録します。心臓の病気(不整脈、心肥大、心筋虚血など)の診断に有用です。

動脈硬化検査(ABI・PWV) [ オムロンコーリン form PWV/ABI ]

動脈の硬さ(PWV)の程度や動脈のつまり具合(ABI)を調べます。両手、両足の血圧を同時に測定します。

肺機能検査 [ チェスト DISCOM 21 FII ]

肺活量及び一秒量(一秒間で呼出できる息の量)などを調べる検査です。拘束性障害(肺容積が少なくなる疾患)及び閉塞性障害(気道が狭くなり気流制限が生じる疾患)の検出や重症度を把握するのに有用性のある検査です。

眼底検査 [ Canon CR-DGi ]

視神経や網膜に走っている血管の状態を調べる検査です。
また、眼底は「全身の窓」とも言われ、目の病気(網膜剥離、眼底出血、緑内障など)だけでなく、動脈硬化や高血圧、糖尿病、腎臓病の発見をしたり、その程度を知る上でも大切な検査です。

眼圧検査 [ Canon TX-10 ]

主に緑内障の検査として重要とされています。(眼圧が正常でも正常(低)眼圧緑内障の場合があります。)

聴力検査 [ リオン AA-77A ]

(オージーメーター 1000Hz / 4000Hz)
「聞こえ」の程度を調べるものでヘッドフォンから聞こえてくる音が、どの程度聞こえるのかを調べる気導検査を行なっています。