腫瘍マーカー検査
腫瘍の発生や種類、進行度を判断する手がかりとして
放射線検査・内視鏡検査などと組み合わせることで
がんを未病で見つける健診です。
腫瘍マーカーとは、ガン細胞がつくる物質、または、ガンが体内に存在することに反応して正常な細胞がつくる物質とされており、これらを検出することでガンの存在する可能性や種類を知ることができます。
ただし、腫瘍マーカーの結果が高値であるからといって、その全てがガンであるとは判断できませんが、ひとつの判断材料であるとされています。
そのため、他の検査(放射線検査・内視鏡検査など)と組み合わせ実施することが効果的とされており、人間ドックのオプションメニューとして多くの検診施設で取り入れられています。
腫瘍マーカー検査は、受診当日の申し込みも可能です。
腫瘍マーカー検査を希望される方は、お気軽にお申し出ください。
がんスクリーニング男性セット
40歳以上の方、血縁者で「がん」にかかった方がいる、喫煙・飲酒習慣がある方にお勧めの検査です。
男性8種類セット
CEA・CA19-9・AFP・シフラ・SCC・エラスターゼ1・DUPANⅡ・PSA
- 料金
- 11,000円(税込)円(税込)
がんスクリーニング女性セット
40歳以上の方、血縁者で「がん」にかかった方がいる、喫煙・飲酒習慣がある方にお勧めの検査です。
女性8種類セット
CEA・CA19-9・AFP・シフラ・SCC・エラスターゼ1・DUPANⅡ・CA125
- 料金
- 11,000円(税込)円(税込)
シフラ(CYFRA) : 肺
肺がんに特異性が高く、特に扁平上皮がん(肺がんの種類)で高値を示し、その他にも肺腺がん(肺がんの種類)・乳がん・卵巣がん・子宮内膜がんでも高値を示します。
- 料金
- 2,310円(税込)円(税込)
CA19-9 : 膵・胆・胆管
膵がん・胆のうがん・胆管がんで特に高値を示しますが、胃・唾液腺・気管支・結腸・直腸・子宮内膜がんでも高値を示します。がん以外の疾患では、急性/慢性膵炎・慢性肝炎・肝硬変・胆管閉塞・糖尿病等で高値を示すことがあります。
- 料金
- 1,870円(税込)円(税込)
CEA :大腸 ・胃・膵
大腸(結腸・直腸)がん・胃がん・膵がん・肝がん等の消化器がんをはじめ、肺がん・乳がん・甲状腺がん・卵巣がん等で高値を示します。がん以外の疾患では、肝硬変・慢性肝炎・胃潰瘍・肺気腫等で高値を示すことがあります。
- 料金
- 1,430円(税込)円(税込)
AFP : 肝
肝細胞がん・転移性肝がん等で高値を示します。がん以外の疾患では、肝硬変・肝炎・妊娠後期等でも高値を示すことがあります。
- 料金
- 1,430円(税込)円(税込)
PSA(男性のみ) : 前立腺
前立腺に特異的な腫瘍マーカーで、前立腺がんで高値を示します。がん以外の疾患では、良性前立腺肥大症や急性前立腺炎で高値を示すことがあります。その他、前立腺に物理的刺激が加わった場合も上昇することがあります。
- 料金
- 1,980円(税込)円(税込)
CA125(女性のみ) : 卵巣
卵巣がんで特に高値を示します。他のがんでは、肝がん・胆のうがん・膵がん・子宮内膜がん・胃がん等で高値を示します。がん以外での疾患は、卵巣や子宮の良性疾患・腹膜炎・胸膜炎・月経時・妊娠初期にも高値を示すことがあります。
- 料金
- 1,980円(税込)円(税込)
腫瘍マーカーのメリット
- 他の血液検査で採取した検体で検査が可能なため、侵襲が少ない。 標準検査で反応しない異常を検出し、ガンを含む疾患の発見率が向上する。 測定結果が数値で示されるため、経年変化の把握が可能。 PSAは臓器特異性が高く、他の検診に勝るマーカーがある。 臓器ごとに複数マーカーの組み合わせが可能。
腫瘍マーカーのデメリット
- CEA・CA-19-9等が陽性の場合、どの臓器を精査するべきかの判断が難しい。 偽陽性が高く、健常者の1~5%は基準値を超える場合がある。 ※偽陽性:ガン以外の原因で腫瘍マーカーが陽性になること。 進行ガンや早期ガンでは基準値を下回ることがあるため、これらの診断には適さない。 「腫瘍マーカー」という名称のため、陽性の場合に恐怖心を抱く。