外来・病棟

外来

外来では、医師・看護師・事務など様々な職種と協力しながら、患者さんが安全に安心して診察や検査・処置が受けられるような支援を心がけています。また、患者さんがその人らしく療養生活が送れるよう、初診時から情報収集を行い個々の病状やライフステージに応じたケアを提供するために、適切な職種へ連携できるようチーム医療を進めています。
外来化学療法室では、抗がん剤治療を通院で行うことにより、日常生活を送りながら治療が継続できるようになりました。その中で私たちは、化学療法を受けられる患者さんが、安心して治療を受けられるように、通院治療中における様々な心配事や不安、疑問に思っている事などを支援しています。

1階病棟(地域包括ケア病棟:40床)

在宅復帰を支援することを目的とした病棟です。急性期治療後、病状は安定したけれど自宅へ戻るには不安の残る患者さんに対し、日常生活動作の自立や向上を目指してリハビリをしたり、介護サービス等の調整を行い、住み慣れた「家」で生活できるように、地域で支援してくれる方々へと繋いでいくための病棟です。また、在宅療養中の患者さんで入院が必要となった時、主治医から依頼を受けて入院を受け入れる役割も果たしています。

2階病棟(一般病棟:50床)

44床の一般急性期病棟で、消化器内科、外科、整形外科がメインの混合病棟です。急性期、周術期等専門的な治療に対応する一方で、患者さんが安心して入院生活が送れるように、安全な環境づくりと患者さんに寄り添う質の高い看護を目指しています。

3階病棟(療養病棟:28床)

医療型の療養病棟です。在宅での生活が困難な方、医療処置が必要な方、介護施設の空き待ちの方など色んな方が居られます。長期の療養を目的とされている方だけでなく、患者さんの介護をされているご家族さんの介護負担軽減のための短期入院(ショートステイ)も受け入れています。看護・介護スタッフは、患者さんが望まれる生活スタイルに沿えるよう支援・援助しています。

4階病棟(療養病棟:29床)

医療型の療養病棟です。急性期での治療が終了し、リハビリの継続や維持透析を必要とされる患者さんから、終末期の患者さん、在宅に向けて退院支援を必要とされる患者さんを受け入れ、多種多様な患者さんの看護・介護を行っています。日々の生活の中で離床を目的に、レクリエーションや季節のイベントも開催し、気分転換が図れるよう取り組んでいます。

特設部門

予防医学センター

予防医学センターでは、人間ドックや各種健康診断などの健診業務を担当しています。
日本人の3大死因である「悪性新生物」「心疾患」「脳血管疾患」をはじめ、どんな病気でも早期発見・早期治療が大切です。定期的に人間ドックを受診し、自分自身の健康チェックをすることがいかに重要なのか再認識されています。ここでの看護師の役割は、受診される方が不安なく検査を受けて頂けるようサポートすることや、生活習慣の改善や健康相談等のアドバイスを行うなど、皆様の健康づくりのお手伝いをすることです。

消化器内視鏡センター

内視鏡センターでは、上部下部等合わせて年間約14,000件の検査・治療を行っています。私たち看護師は、患者さんを中心に医師や多職種との連携を強化して対応しています。また、急性期医療として患者さんの些細な変化にも対応できる知識・技術を持ち看護を実践しています。患者さんが不安に思われる気持ちにそっと寄り添えるスキルも併せ持ち、安心・安全に検査・治療を受けていただけるよう心がけています。さらに、院外においては学会発表や様々な研修へ積極的に参加し自己研鑽を積み重ね、常に最善の内視鏡を目指しています。看護師や臨床検査技師、臨床工学技士を含めた内視鏡技師、専任の洗浄スタッフ、事務、医師と共に、チームで安心・安全な内視鏡医療を提供しています。

透析センター

透析センターでは、透析導入から維持透析管理まで継続した治療を行っております。また、患者さんの様々な合併症にも目を向け、検査データの変化に注意し、医療チーム(医師・看護師・臨床工学技士・栄養士)と連携しながら、より良い透析治療を提供できるように管理することを心がけており、このことが患者さんの負担や不安の軽減にも繋がるものと考えております。患者さんだけでなくご家族さんとも信頼関係が築けるよう病状等も把握し、より安全で質の高い透析医療が提供できるようスタッフ一丸となって取り組んでいます。

手術室・中央材料室

当院の手術室は、外科・消化器外科領域の手術を行っています。実際に患者さんに接するのは僅かな時間ですが、術前・術後の訪問を通し手術中の看護だけではなく、「手術を受ける」という患者さんの不安を軽減できるよう心がけています。患者さんにとって手術とは、人生において忘れられない経験です。嫌な思い出ばかりが残らないように、しっかりと信頼関係が築けるコミュニケーション作りに力を入れています。

訪問看護ステーション

訪問看護ステーションでは、利用される患者さんがより安全に在宅で過ごしていただけるように、在宅ケアを支援する関係機関との連携を密にし、責任のある看護サービスを行っています。具体的には下記の取り組みに力を入れています。

  • 急性期から慢性期まで、複雑な医療処置が必要な方の看護
  • 日常動作訓練などのリハビリテーション
  • 在宅ターミナルケア
  • 緊急入院時の迅速な情報提供
  • 職員研修やインターネットを活用した情報収集
  • 24時間の連絡体制
  • アロマオイルを使ったマッサージケア

私たちは、笑顔の絶えることない、任せて安心していただける心温かな看護をモットーに、小児からお年寄りまで安心して在宅療養していただけるよう頑張っています。